ochang1977の日記

現在都内でデザイン関係の仕事をしています。昨年秋まで約5年間台湾で生活していた関係で、ブログの日記も台湾で経験したことなどがメインテーマになるかもしれませんがどうぞよろしくお願いします。

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台湾で遭遇した変なおじさん

 

2010年から約5年間台湾に居住していたわたくし。その5年間でいろんな思い出があるのだが、中でも一時帰国の際に遭遇した奇妙なおじさんの話をしたい。その日は2か月ぶりの帰国、荷物をまとめ台湾新幹線の駅に到着し、ホームで列にならんでいた。とそこへ、片言の日本語で「あなた日本人ですか?」と話しかけてくる一人のおじさん。こっちも何の気なしにそうですよーなんて答えていると新幹線がホームに到着。指定席に座り、そのおじさんも自分の座るべき席に座ったかに思われた…が、しかしそのおじさんいきなり荷物ごと僕の隣の空席に座り込みまたまた話しかけてきた。おじさんの切符は台北行き、僕は空港のある桃園という台北より手前の駅行き。到着までまだまだ時間あるぞ、と思いながらおじさんの変な日本語を半分聞いて半分無視するような感じ。するといきなりおじさん、日本のAVの話をし始め、お気に入りのAV女優の写真を見せながら、これは良いだの、最高だなどつばを飛ばしながら話してくる。まわりの乗客もさすがに昼間っから“A片”(AVのこと)なんて単語連発する変な人みたいな感じでこっちを見てくる。おじさんの友人とか知り合いって思われたくないな、なんていう僕の気持などいざ知らず、おじさん自分で話していて悦に入ったか、話がますます盛り上がり話題がAVから一向に変わる様子がない。おじさんのカバンの開いた口から大量の衣服が見える、財布に挟んでいた美人な奥さんの写真を見せびらかしてくる、このおじさん一体何者なんだ??そうこうしていると僕の目的地である桃園駅に到着、ようやくおじさんと離れられると思った矢先、おじさん何を思ったか僕と一緒に降りるではないか!?僕はあわてておじさんに問う“あなた台北に行くんでしょ?”そうすると次の瞬間おじさんの口から信じられない言葉が…“私もあなたと一緒に今から日本に行く!心配いらない、お金はあるんだ!”ぼくはさすがに日本まで付いてこられるのは勘弁!と思って、少し強めの口調で“おれは仕事で帰国するんじゃい、あんたとは違うんやで!”っていうことを中国語で言って、急いでおじさんから離れた、後ろを振り返るのも怖いからそれこそ一目散におじさんから逃げたのである。それで何とか難を逃れたのだが、今でも思い出してみると変なおじさんというかちょっと怖い感じもする。一体なにがしたかったのか?謎のおじさんの記憶は一生わすれないであろう。