ochang1977の日記

現在都内でデザイン関係の仕事をしています。昨年秋まで約5年間台湾で生活していた関係で、ブログの日記も台湾で経験したことなどがメインテーマになるかもしれませんがどうぞよろしくお願いします。

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163km/h

日本ハム大谷翔平が6/5(日)の巨人との交流戦で日本球界史上最速の163km/hをマークという記事がネット上のスポーツニュースを賑わせている。まだ21歳と年齢も若いのでこのまま順調にいけばじきに165km/h、あるいはそれ以上の球速を記録することも夢ではないだろう。花巻東時代の高校野球地方予選ですでに160km/hをマークしていたので球速に関してはもはや日本球界に敵なしという感じだろうし、こんなピッチャーはしばらく出てこないだろう。個人的にすごいなと思うのは、変化球ですら140km/h後半の球速を出すということ。これまでのスピード型のピッチャーはあくまでも速球で押すことが多かったが、大谷の良さはその球速だけではなく、変化球にもあると思う。特に昨年の世界野球プレミア12での韓国戦で見せたイ・デホへの147km/hのフォーク。147km/hなんて普通のプロの投手だとストレートのスピードなのにそれを変化球で見せるとは。。。160km/hを超える速球と140km/h代の変化球を組み合わせればおそらく現状はどんなバッターも対応できないと思う。大谷にはこの変化球のコントロール、あるいはキレを今後より磨いていってほしい。今年のシーズンではフォークが高めに入り狙われるケースが多い、もっと変化球を外角あるいは低めに集められるような的確なコントロールを身につければ、メジャーに行っても敵なしだと思う。思い出されるのは以前メジャーに行ったダルビッシュの率直な感想「メジャーに来て野球とベースボールの違いを知った」、ダルビッシュ曰くメジャーのベースボールと日本の野球の一番の違いはホームランの数だそうだ、やはりメジャーにはパワー型のバッターが多く、どんな速球自慢の投手で自分の球速を過信しスピードで押そうとしても軽くスタンドに運ばれてしまう。特に球速150km/h~160km/hが当たり前のメジャーの世界では速いストレートだけでは通用しないと。ダルビッシュが決め球としてスライダー、フォーク、そしてストレートでもツーシームを多用するのはそんな理由からだろう。将来メジャーに行くであろう大谷も是非変化球により磨きをかけてほしい。そして怪我なく投手生活を送ってほしい。ダルビッシュが警告しているように中4日のローテーションが原因なのかメジャーに行った投手がことごとく怪我に泣かされている。大谷は体躯も大きく投げるフォームも球も豪快、そんな投手だからこそ将来の怪我が心配だ。あまり肩に負担がかからないよう「柔良く剛を制す」しなやかなフォームで将来メジャーで活躍することを願っている。