ochang1977の日記

現在都内でデザイン関係の仕事をしています。昨年秋まで約5年間台湾で生活していた関係で、ブログの日記も台湾で経験したことなどがメインテーマになるかもしれませんがどうぞよろしくお願いします。

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梅西??

ヨーロッパでは、4年に一度のユーロ2016が開催され、またアメリカ大陸では、コパアメリカ100周年のスペシャル大会が開催され、ヨーロッパや南米のサッカー強豪国の試合が連日のように鑑賞できるのはサッカー好きにはたまらないだろう。僕もサッカーの試合見るのが好きで、特に国同士の代表戦になると日本以外の強豪国の試合なんかは特に注目してしまう。本当は2014年ワールドカップのときに一番応援していたオランダが32年ぶりにユーロの予選で敗退してしまい、本選に出られなかったのが悲しいのであるが…まさか4年に一度のユーロという大舞台の本選であのヴィヴィッドなオレンジ色のユニフォームを見られないとは…

それはさておき、2010年、2014年のW杯は、その時はまだ台湾にいたのだが、ほぼ毎日家の近くのバーで鑑賞していた。台湾はサッカー後進国だが、W杯などの世界規模の大会はなぜか異様に盛り上がるのだ。その時に気づいたのだが、台湾のテレビなどのサッカー中継では、世界中の国および選手名をすべて漢字の当て字で表現する。中国や日本は漢字そのままなのですぐわかる、アメリカは米国、イギリスは英国、ドイツは独国、これらも分かる。因みにフランスは仏国ではなく、法国。ここまでぐらいならまあ何とかわかるが、荷蘭(オランダ)、巴西(ブラジル)、西班牙(スペイン)、葡萄牙ポルトガル)なんかは英語の発音を無理やり似た発音の漢字で当てているため慣れるより他はない。中には象牙海岸コートジボワール)なんていうそのままやん!的な表現もあるのだが。

国名はまだ良いとしてもこれが選手名となると大変、一体だれがいつどの瞬間に決めたのか良く分からないのだが、英語表記の選手名までわざわざ漢字の当て字で表現するのだ。だから中にはすごい長ったらしくなる表現も出てくる。例えば元ブラジル代表のカカなんかは卡卡と表現する(卡はカードの意味でそのCardの発音から卡卡と表記する)ので、まだ覚えやすいが、元イギリス代表のベッカムなら貝克漢姆、現イギリス代表のルーニーなら魯尼、ロナウドは羅納爾多、ネイマールは內馬爾、 スアレスは蘇亞雷斯、イブラヒモビッチに至っては、伊布拉希莫維奇なんていう漢字表記になってしまうのだ。

んな中面白いのが、メッシの漢字表記。これももちろん当て字で表現するのだが“梅西”と書く。梅の中国語発音mei2と西の中国語発音xi1を併せて梅西(meixi)。梅西さんていう苗字の日本人とかたぶんたくさんいるだろうから、日本人の同僚達と台湾でW杯見てるときは皆冗談でメッシのこと梅西(うめにし)って呼んでいた。こんな日本人みたいな漢字表記なら面白いし呼びやすいのだが、さっきのイブラヒモビッチ級になると書くのも発音するのも大変…こんな時日本語にカタカナがあるのがとても便利ですばらしいなとつくづく感じてしまう。